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「すべて疲れ果てている人・・・」
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    ・・・引用ここから・・・

    標津町職員自殺 残業146時間 調査の弁護士認定

     報告書は、町の依頼を受けた同管内中標津町の梅本英広弁護士が、鈴木さんの業務メールの調査や職員の聞き取り内容を精査してまとめた。金沢瑛標津町長と梅本弁護士が同日、釧路市内で鈴木さんの母龍子さん(55)らに報告した。

     【標津、釧路】根室管内標津町職員の鈴木雄大さん=当時(24)=が2019年7月に自殺した問題で、町は第三者の弁護士による調査結果を8日、釧路市内の遺族に報告した。報告書は時間外労働が自殺直前の2カ月間で、1カ月当たり平均146時間だったと認定。心理的負荷が増し「自殺を引き起こしたと考えるのが相当」と結論付けた。

    (北海道新聞web版)

     

    ・・・引用ここまで・・・

    今朝、webニュースを見て嗚咽して泣きました。

    悲しすぎてことばになりません。
    親御さんの心中を想うと・・・・。

     

    我が家の長男の高校時代の同学年の方ということもあり

    とても他人事とは思えませんでした。

     

    今、息子が残していった高校時代の

    卒業アルバムで再確認しました。

     

    「お役所仕事」というと

    定時で帰るというイメージが

    あります。

     

    私の大学時代の先輩は

    道北の某町職員として

    採用されて

    「ひまでひまでしょうがない。

    勤務時間も新聞読んでいるんだ。」

    そう語ってくれたのが

    今から30年ほど前の話

     

    その話を聴いたときは

    「暇を持て余して、給与を受け取ることに

    罪責感さえ覚える」

    先輩のことを

    うらやましいというよりも

    同情したものですが、

     

    同じ町職員といえども

    実にさまざまななのですね。

     

    今春、就職予定の

    我が家の次男坊

     

     

    年末年始に

    帰省した際に

    家族全員の前で

    次男坊に伝えたことは

     

    「『石の上にも三年』という

    ことわざを

    紹介したけど、

    それは忍耐の大切さを語っているわけで

     

    一方で、君がいつやめてもいいとも

    責めない。

    昔は終身雇用とか、その会社に自分のいのちを

    ささげるとかが尊いことだ

    というような価値観が

    もてはやされた時代があったけど

     

    『とても耐えられない』と思ったら

    1年でやめても3カ月でやめても

    反対しない。

     

    辛くなって

    しかも主のみ心でないんじゃないかと思ったら

    自分を追い込まないで

    いつでも釧路に帰ってきていい。

     

    『故郷に錦を上げる』とか

    『都会で一旗揚げる』なんてことを

    昔の若者たちが

    誓いながら

    故郷を後にした時代もあったけど、

     

    いつでも帰ってきていい。

    『親にあわせる顔がない』

    『肩身が狭い』

    なんて考えなくていい。

    いつでも君の居場所がここにはある。

    神様は耐えられない試練には

    あわせないお方だから。」

     

    同じことを

    長男にも伝えました。

     

    次男坊は

    「ありがとう・・・」

    とレスポンスしてくれました。

     

    きっと

    愛する息子さんを亡くされた

    親御さんも同じようなお気持で

    同じようなことを

    おっしゃって

    おられたことと思います。

     

    まじめで頑張る誠実な方はともすると

    無理するんじゃないよと言われても

    周りに心配かけないように

    親に迷惑かけないように

    さまざまなものを

    一人で背負いこんでしまい

    自分自身を追いこんでしまいやすいもの

     

    まして

    公務員とか

    職務上守秘義務を

    課せられる職種の方々のプレッシャーは

    とても大きいもの

     

    医療従事者

    教育関係者の中で

    まじめな方ほど

    そういう思考パターンに

    なりやすいので

    周りの方の

    特別な配慮やケアが必要とされていると

    思います。

     

    「いいかげんな人」

    「ずるい人」

    「うまく立ち回る人」

    「あちこち手を抜く人」

    でないと精神的にもたない職場が、職種が

    日本には少なくないかもしれません。

     

    ところで

    牧師としての私の勤務時間の枠って

    あるようでないようで

    ある意味で就寝時間以外は

    牧師モード全開かも

     

    シャットダウンさせたつもりが

    一晩中起動し続けているパソコンのようかも

     

    オンオフを

    切り替えるのは

    そうたやすいことではありません。

     

    自らのメンタルヘルスの状態をチェックしないと

    いけないと思わされます。

     

    「重い束縛を受けて、疲れ果てている人たちよ。

    さあ、わたしのところに来なさい。

    あなたがたを休ませてあげましょう。」

    (新約聖書 マタイの福音書11:28リビングバイブル訳)

     

    今、重い束縛で

    疲れ果てておられる方が

    おられましたら

    どうぞ主イエスのことばを受け取られて

    心の休息を受けられますように。

     

    とりわけ主イエスが

    重荷を抱えて

    不眠で苦しんでおられる方々に

    質の良い

    睡眠を十分に

    確保させてくださいますように!

     

    私は安心して横になり、

    ぐっすりと眠りました。

    主が守ってくださったからです。

    (旧約聖書詩篇3:5)

     

     

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    カテゴリ:- | 10:10 | comments(2) | - | - | - |
    コメント
    小林塗装さま、温かいコメントのお言葉ありがとうございます。今年小林塗装さまが、疲れ果ててしまうことがないように、適度な休息と安息の時が与えられますように、心のリフレッシュができますように。安らいだ1年を送られますように。日々の必要も満たされますようにお祈りいたします。

    | Hiro | 2020/01/09 11:39 PM |
    こういったニュースはここ数年数多く、北海道エリアでも過労や重責や精神的に追いやられる事で命断ってしまう方がいるのは悲しい事です。

    僕も業界内で言えば都合よく立ち回れないタイプだと感じるので、どうしても過労だったり精神的疲労も多いのでしょう。(2018年に起きた事もそれが原因だったでしょうし)

    昨年も考え改めたりしてはきましたが、まだまだON/OFFの切り替えが不十分だったと思います。寝るまで仕事モードな状態でやってきたのですが、経営していく上で必要だと考えつつも心や身体は正直ですもんね…。

    今年は色々変化もある年なので、しっかりと切り替えしつつ取り組んでいこうと改めて考えさせられます。

    山形さんもどうぞ自分にも気を使って”ご安全に”職務と私生活を頑張ってください。
    | 小林塗装 | 2020/01/09 10:21 PM |
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