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驚きの技!「銅製折りヅル」
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    先日、釧路市弥生町にある

    杉本板金工業所を訪ねました。

     

    この板金屋さんに勤めている友人の御取り計らいで

    社長さんと面談させていただき

     

    誰も手掛けたことがないと思われる

    板金による

    銅製折り鶴作成の実演を

    見学させていただく特権に

    あずからせていただきました。

     

    社長さんのご厚意により

    分かち合わせていただきます。

     

    これぞ釧路が生んだ

    板金工の技!

     

     

    この写真で社長さんの

    右手後方にある兜は

    初孫さんの出生記念として

    社長さん自ら作成されたもの!

     

    設計図もなしで

    銅と真鍮を材料として

    造り上げた貴重品

     

    おそらく板金技術で

    多くの戦国武将の兜を

    次から次へと造られている方は

    杉本社長だけでしょう。

     

    板金屋さんと言うと

    屋根づくりの職人さんというイメージを

    抱きがちですが

     

    もともと

    歴史的には

    板金屋さんは

    装飾品をつくるモノづくりの専門家で

    卓越した緻密な技術力を

    有した方々なのですね。

     

    家を建てたり

    リフォームして

    建築屋さん(大工さん)がほめられることは

    多いでしょう。

    それは「見えるところにかかわる」

    からでしょう。

     

    一方

    屋根というのは

    上がらないと

    見えませんし

     

    ドローンでも

    上げないかぎり・・・

    全体像は

    わからないものですよね。

     

     

    雨漏りやすがもりさえしなければいい

    ・・・という程度のありがたさしか

    感じていないかもしれません。

     

    美しい屋根だ

    ほれぼれする屋根だ

    そういう評価を受ける機会は

    少ないかもしれません。

     

    天地創造の神が

    天から見下ろして

    真っ先に目に入るのは

     

    屋根を手掛けた

    板金工の

    わざでしょう。

     

    人から称賛されることが乏しくても

    人を創造された神のまなざしの中で

    いつも自分の作品が見られていて

     

    「いいじゃないか!」

    とほめていてくださることを

    信じられるなら

     

    これほど

    やりがいのある仕事は

    ないのかもしれません。

     

    人が見ていないところを

    つぶさに愛のまなざしで

    見ておられる

    それが

    天地の創造主!

     

    杉本社長さんが

    点を押すために

    用いている道具は

     

    なんと使い古しの

    インク切れの

    ボールペンの先!

     

    社長さんは

    このように

    役に立たない

    廃品同様のものでも

     

    用途を見出し

    役割を与え

    価値を賦与することの

    名工でもおありです。

     

    それは

    何もボールペンに限った事では

    ないことは想像に

    難くありません。

     

    今まで多くの

    「おれなんか誰の役にも立たない」

    「捨てられて当然の人間だ」

    「価値なんかない」

    そう思って自暴自棄で

    人生あきらめかけてきた人々に

     

    この世での役割があることを

    認めさせ

    生きる勇気と価値を

    見出すお手伝いをされて

    社会貢献をされてこられたに

    違いありません。

     

    モノに対してのやさしさは

    人に対するやさしさに

    通じるものです。

     

    モノをぞんざいに扱ってしまう人は

    ヒトもぞんざいに

    扱ってしまいやすい

     

    ヒトを大切にする人は

    モノも大切にする・・・

     

    自戒したいものです。

     

     

    これそ、社長さんが考案された

    銅製折り鶴の展開図

     

    すごい!

     

    実は板金業というのは

    高等数学の

    知識が必要だそうです。

     

    手の器用さや

    体力だけでは

    できないということですね。

     

     

    (これを利用される場合は

    社長さんにご一報くださいね。

    もしかして特許申請されているかも?・・・)

     

     

     

     

    正確に

    点、直線、曲線を

    引いていきます。

     

    銅板の重厚感ある輝きは

    金のそれとはまた異なる趣が

    感じられます。

    その輝きを保つために

    完成後

    社長さんは

    プライマーを

    かけてくださいました。

     

    キリストが

    信じる者たちに

    「あなたがたは世の光です。」

    と言われた言葉を思い出しました。

     

    キリストは

    信じる者が色あせることなく

     

    絶えず

    キリストの輝きを

    反映させることができるようにと

     

    聖霊という

    プライマーで覆っていてくださることを

    思い浮かべました。

     

     

     

     

    折る部分の直線と曲線を

    決めていきます。

     

     

     

     

    いよいよ折る工程に入ります。

    簡単そうで難しい。

    何せ紙で折り鶴を

    折るのとわけが

    異なります。


    外科医も驚嘆するような

    巧みな手技

     

     

     

    まだ社長さんと同じように

    銅の折りヅルを

    造れる人は

    いらっしゃらないようです。

     

     

     

    佳境に入ります。

     

     

    直接手で

    銅を折る段階

    に入りました。

     

    機械化による

    大量生産の時代

    しかし良いものは

    昔も今も

    オーダーメイド

     

    ・・・そういえば

    テレビドラマの

    SUITS、相棒、下町ロケットなどで

    背広を格好良く着こなす

    男優さんたちがいますが

     

    衣装協力元を調べると

    すべて、オーダーメイドですよね。

     

    私たちひとりひとりも

    創造主のハンドメイド

     

    だから皆ユニーク

    で素敵なんですね。

     

     

     

     

    完成間近

     

     

    仕上がりに向けて

    どちらを尾に

    どちらを頭にするかを

    決めます。

     

    腹の部分の膨らみ具合も

    金属の性質を考慮して

    調整

     

     

     

    最後の微調整

     

    床屋さんで

    仕上がり前に

    ほんのわずか

    きわを

    1ミリ程度

    チョキチョキ

    調整する場面と

    似ています。

     

    おそら日本の理髪店

    だけだと思います。

     

    仕上がり前の丁寧さ

    という点においては

    板金業も

    理髪業も

    精密機械業も

    日本は

    世界のけん引的存在

     

    だからこそ

    メイドインジャパンは

    信頼されるのでしょう!

     

    じゃじゃーん!

    うっと〜り!

     

    ついに完成

    なんという美しさ

    なんという華麗さ

    とっても軽いんですよ!

     

    なんと社長さんのご厚意で

    プレゼントされました!

     

    これぞ2018年

    記念すべき

    杉本板金社長さんからの

    豪華な

    クリスマスプレゼント!

     

     

     

     


     

    ありがとうございます。

    お孫さんがいらっしゃるとはいえ

     

    まだまだお若い社長さん

     

    早かれ遅かれ

    現代の名工に選ばれること

    でしょう!

     

    周囲の人から

    「外国人観光客相手に

    販売しては・・・」

    と提案もあったそうですが

     

    社長さんは

    商品化は現在のところは

    考えておらず

     

    ひたすら

    お客様への感謝のしるしとして

    これからも、無償で

    造っていきたい

    とのことでした。

     

    クリスマス

    救い主イエスキリストも

    神様からの

    無償のプレゼント!

     

    私たちは

    ありがとうございます!

    何も支払う必要のないプレゼント!

     

    お客様への感謝をこめて

    来春飛び立とうしている

    銅製折り鶴たち

     

    素晴らしいと思いました。

     

    本当に価値あるものというのは

     

    商品化できない

     

    値段をつけることができない

     

    ものなのですね。

     

    わたしたち一人一人の

    人間がそうであるように・・・。

     

    私たち一人一人の価値は

    どれくらい・・・?

     

    もしそういう質問が

    あれば

     

    神のひとり子イエスキリストが

    身代りに十字架に

    かかられて

    私たちの罪滅ぼしをしてくださったことを

    考えると

     

    「イエスのいのち」と同じくらい

    ということになるでしょうか

     

     

    手にとって

    360度どっから見ても

    ほれぼれします!

     

     

    さっそく

    我が家の玄関に!

     

    わおー!

     

    メリークリスマス

    安堵(&)

    ハッピーニューイヤー

     

    という雰囲気が

    かもし出されました!

     

    ハレルヤ!!!

     

    杉本板金工業所の社長さん初め

    働いておられる皆様の上に

    主イエスの祝福がありますように!

     

    今日も板金屋さんの皆さんが

    怪我なくお仕事が守られますように!

     

    杉本社長さんが

    旧約聖書出エジプト記に出てくる

    釧路のベツァルエルのように

     

    神の霊に満たされて

    尊く用いられますように!

     


    1:2 「見よ。わたしは、ユダ部族に属する、

    フルの子ウリの子ベツァルエルを名指して召し、
    31:3 彼に、知恵と英知と知識と

    あらゆる務めにおいて、

    神の霊を満たした。


    31:4 それは、彼が金や銀や青銅の細工に

    意匠を凝らし、
    31:5 はめ込みの宝石を彫刻し、

    木を彫刻し、あらゆる仕事をするためである。

    (旧約聖書 出エジプト記31:2〜5)

     

    いつか兜についても

    拙ブログにて

    ご紹介できればと

    願っています。

     

     

     

     

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    カテゴリ:- | 08:53 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
    コメント
    Mスクエアさま、おひさしぶりです。先月は広島に三日間滞在して、楽しい時を過ごしました。印象に残ったのは、縮景園で、その時お世話になった、定年退職されたボランティアガイドさんと、FBでおともだちになり、つながりを持たせていただいています。人とのつながりができるって嬉しいものですね。お好み焼きも美味しかったです。私は大阪よりも広島の方が好みです。
    | Hiro | 2018/12/14 8:16 PM |
    山形牧師様

    銅製の折鶴。 イイですね。

    一週間前の土曜日に、尾道の尾商デパートなる催しがあり、同じようなものを、工業高校の生徒さんが手作りされていました。全く折り紙と同じような折り方で素材が銅板でした。

    いろんな事が、仕事であるんですね。
    | Mスクエア | 2018/12/14 8:00 PM |
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