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「復旧の礎」となる人々
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    胆振東部地震被災地には

    現在日本各地のあちこちから

    測量技術者たちが

    行政からの要請を受けた

    元請け経由で

    応援のため
     

    とりわけ土砂崩落で

    遮断された道路付近の

    測量活動が

    急ピッチで

    行われています。

     

    震源地、

    厚真町に

    釧路から

    毎週入っている友人Aさんも

    そのお一人

     

    1回目は2泊3日で

    2回目は1泊2日で

    同じ区間を

    何度も

    行ったり来たりされるそう。

    まだ1カ月はかかるそう。

     

    「測量の仕事中、晩は

    どこにお泊まりですか?」


     

    現在土木関係者たちが

    被災地に多く入り

     

    苫小牧市の

    ビジネスホテルをはじめ

    宿泊施設は

    すべて

    ふさがっていて

     

    Aさんは

    千歳の小さな民宿の小部屋を

    かろうじて

    見つけて

    通っておられる

    とのことでした。

     

     

    Aさん曰く

     

    「土砂で家屋が

    全壊してしまった方々が

    同じ場所に

    自宅を建てなおそうとは

    しないんじゃないかなあ。

     

    また、あの土砂をのけて

    同じように

    道路を作る必要が

    早急にあるとは思えないんですが・・・。

     

    むしろ

    新しい道路を作った方が

    人々のニーズにとっても

    コスト面からも

    よいと

    思いますし、

     

    優先順位からすると

    被災された方々の

    居住環境を

    整えてあげることが

    先かなあと

    思うんですけどねえ。」

     

    ああ、なるほどと

    思いました。

     

    しかし

    日本の現行の法律では

    激甚災害指定を

    受けると

     

    たとえ住宅がなくても

    持ち主の土地が

    そこにある以上は

     

    道路は

    震災前の状況に

    回復させることに

    なっているそうで

     

    とりあえず

    災害前の状況に

    道路を戻すことを

    「復旧」と呼んでいるそうです。

     

     

    「まずは復旧

    そして復興」

    というフレーズは

    よく聞きますが

     

    「復旧の優先順位」

    をどこに置くか

     

    適切な判断力が

    求められているようですね。

     

    これから寒い冬を迎える北海道

    今もなお

    避難生活されている方々が

    少なくない現状を

    考えると

     

    何を真っ先にしなければならないか

    判断する立場にある方々の上に

    上からの知恵が

    与えられますように。

     

    被災地で

    避難生活をされている方々を

    はじめとして

     

    復旧工事に備えて

    測量をされている方々が

     

    台風からも

    守られますように。

     

    ちなみにAさんに

    「測量のお仕事を

    されていてやりがいや

    充実感を

    覚えるのは

    どんな時でしょう?」

    とお尋ねしますと、

     

    「う〜ん」

    と思いめぐらしていました。

     

    モノづくりや

    土木、建築のお仕事でしたら

     

    道路を作ったり

    建築物を作ったりして

    完成したら

     

    「目に見える」ゆえに

     

    人々から

    喜ばれたり

    ありがたがられる一方

     

    測量と言うのは

     

    その準備なので

    人々から

    ありがたがられるということは

    ほとんど

    ないそうです。

     

    むしろ

    「何やっているんですか?」

     

    と尋ねられて

    「測量しています。」

    「あっそうなんですか・・・」

    という会話があされる程度で

     

    その際に

     

    「何のための測量なんですか」

    と尋ねられることは

    めったにないでしょうし

     

    「あっそうなんですか

    いやあ

    それはとてもありがたいことです。

    よかったです。

    お疲れ様です。」

     

    という風に

    話が続くことは

    まずないようです。

     

    それでも

    「はい、この場所は終わりだよ。」

    と親方に

    言われた時には

     

    成就感、「やり終えた」感が

    あるそうです。

     

    ああ、仕事って

    多くの場合

    そういうものなの

    かもしれない

     

    人からありがたがられるか

    どうかではなくて

     

    自分にゆだねられた役割

    任務、使命という

    仕事を忠実にこなしていく

     

    そういう仕事が

    重なり合って

    何かが

    初めて

    完成する

     

    ありがたがられるのは

    多くの場合

    完成する部分に

    直接携わる人

    ごくわずかな人なのかもしれません。

     

    スポーツの世界でも

    サッカーならシュートする人が

    目立ち、脚光を浴びやすいように

     

    でも

    すべての働きは

    一人で単独で

    行えているものは

    おそらく皆無でしょう。

     

    多くの働きが

    組み合わされて

    結び合わされて

    そこで何かが初めてできる

     

    災害復旧において

     

    何をどうするかという判断を

    する際

     

    現場から離れた

    会議室で行う際

     

    現場を知り尽くされた

    方々の感覚を

    どれだけ受け止めた

    話し合いが

    なされるか

    重要でしょうね。

     

    Aさんのお話を

    伺いながら

     

    私も

    今日自分にゆだねられている

    務め

    それがどんなに

    地味で

    単調に見えることでも

    忠実に

    まい進させていただきたいと

    思わされました。

     

    どんな地味で目立たない働きの

    一つ一つにも

    天地の創造主のまなざしが

    注がれています。

     

    Aさんの

    お働きが

    祝福されますように!

     

     アルキポに、

    「主にあって受けた務めを、注意してよく果たすように」

    と言ってください。

    (新約聖書 コロサイ書4:17)

     

     

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