2018.8.1
阿寒町共同墓地にて
Aさんとお墓参り
この日の阿寒地区の
予想最高気温が35度
めっちゃ暑くて
さすがに炎天下の
時間帯ですから
墓地には
私たちしかいませんでした。
昨年のこの日
Aさんが約25年間連れ添った
40代半ばの愛する奥様が
病に倒れた日
そして数週間後に
天に召され
この写真の墓地に
納骨されました。
Aさんは
奥様と昨年
「今年は、銀婚式だから
知床旅行でも行こうか〜」
と旅行を楽しみに
されていました。
お墓の4ツ角には
緑の支え棒と
テングス糸が張られ
カラスが寄りつかないように
されていました。
Aさんは
「これねえ、特許とったんだよ!」
屈託のない笑顔で
ユニークに説明される
Aさん
お墓の前で
Aさんの今は亡き奥様を
ともに偲びつつ
聖書のことばを読み上げて
お祈りさせていただきました。
クリスチャンだって
墓参りするんですよ〜!!!
クリスチャンの
墓参りには
故人をしのぶことと
故人にいのちを
与えられた創造主を
拝することという
二つの目的があります。
Aさんは
愛する奥様が生前はめておられた
結婚指輪を
同じ指にはめて
心は今も一つであることを
確かめる日々を
送っておられます。
Aさんは
誰もが認める
愛妻家
人工透析を
週3ペースで行い
暑い中でも
1日300ccしか
水を飲めない奥様の心
を気遣って
どんなに
自分自身がのどが渇いても
あえて奥様の前では
水を飲みませんでした。
Aさんの御自宅で
25年前の
Aさんご夫妻の
ご結婚写真を拝見
させていただきました。
思わず「Aさん、かっこよかったんですね〜」
Aさん「やまがたさん、それって、思いっきり過去形だね〜」
ふたりで大声で「ハハハハハ〜」
「いやあ、それにしても俳優さんのようですね。
道行く人が振り向いたんじゃないですか〜」
「手紙は、時々もらったかな〜」
再びふたりで「ははははは〜」
30度を超えてもエアコン、扇風機は使わず
家じゅうの窓をすべて開放するだけで
結構、風が入り心地よい中
二人の大声が
窓の外へ響き渡るよう・・・
笑って冗談を言い合える関係って
いいですね〜
Aさんの御了解が得られたので
今回ブログで婚礼お写真シェア
させていたきました。
Aさんの御自宅で
Aさんのお母様にもお会いして
お話することができました。
お母様は現在93歳
耳の聞こえは
ややご不自由ですが
大きな声でお話かけると
しっかりとお答えくださいます。
お母様は
テレビのボリュームを
100にされて
イヤホンを耳に当てて
それで
ようやく聴きとれる程度
だそうです。
お母様の
ご思考は極めて明瞭で
よくクイズ番組を
ご覧になるそうです。
お嫁さんにあたる
Aさんの奥様から
献身的な
介護を受けて来られたお母様に
お会いできて
とても感謝でした。
お母様は
とてもにこにこ優しい笑顔
平安そのものという
表情でした。
その笑顔を見るにつけ
お嫁さんにあたるAさんの
奥様が生前
どれほど真心こもった
介護をされてきたか
伺い知ること
推し量ること
ができました。
Aさんの奥様は
おしゅうとさんの
晩年にもよく介護された
そうです。
その献身的な態度に好感をもたれた
おしゅうとさんは
「今日は〜ちゃんは来ていないのか?」
とわが子以上に
お嫁さんである
Aさんの奥さまのことを
いとおしがっておられたという
お話も伺うことができました。
現在
Aさんは
お仕事が不規則なため
寝たきりのお母様のことで
行政福祉サービス制度は
あえて利用されず
Aさん自ら
1日3食お母様のお食事を
作られたり
お風呂に入れたりされています。
特に暑い夏の時期には
食中毒にならないように
細心の注意を払いながら
お母様のお食事の準備に
あたられています。
とっても親孝行なAさんの
献身的な愛の姿勢から
私自身
多くのことを
学ばされます。
Aさんにとって
愛する奥様を
失われた悲しみは
このようにして
奥様が生前懸命に
仕えておられた
お母様に
自らが
お仕えすることで
慰められているようにも
感じました。
主の慰めがAさんと
Aさんのお母様の上に
豊かにありますように
キリストを信じて
召された者に対し
聖書が約束している
罪のゆるし
永遠のいのち
からだのよみがえり
そして
信じる者同士が再会できること
これら
4点セットの希望を
かみしめさせていただくことで
お墓参りされる方の
心に色あせることのない
慰めが満ちていきますように・・・。
神は、どのような苦しみのときにも、
私たちを慰めてくださいます。
それで私たちも、
自分たちが神から受ける慰めによって、
あらゆる苦しみの中にある人たちを
慰めることができます。
(新約聖書 2コリント1:4)
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